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~ 世界中の人々がトイレを使えるように ~

空飛ぶトイレ

日本ハビタット協会副会長のマリ・クリスティーヌです。
みなさん「空飛ぶトイレ」をご存知ですか?空を飛ぶといっても飛行機のトイレのことではありません。
2001年にアフリカに行った時、ケニアで100万人が住む世界最大のスラム「キベラスラム」を訪問しました。地面のあちこちが泥だらけで、滑って転ばないようにしっかりと足元を見て歩いていた私に、案内してくださった方が「上を見ながら歩いてください」と声をかけてくれました。理由を聞いてみると、スラムの家々にはトイレがないので、部屋の中でビニール袋に用を足して縛り、それを窓から飛ばす「フライイントイレ」がよく飛んでいるとのこと。驚いてしまいました。
幸い私は「フライイングトイレ」にぶつかることはなかったのですが、スラムの暮らしの大変さをしっかりと認識することが出来ました。その後、2011年にもキベラを訪問しましたが、そこでは日本の援助で大きな共同トイレが出来ていました。トイレの2階が台所になっていて、排せつ物を腐敗させてできるメタンガスを利用して料理を作れるという、エコで画期的なものでした。素晴らしいトイレですが、スラムのすべての人が利用するには数が足りません。トイレを設置することは、病気にかかる子どもや、学校をやめざるを得なくなってしまう子どもたちを減らしていくことにつながります。一刻も早く「空飛ぶトイレ」がこの地球上に存在しない世の中を作りだしていきたいです。


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衛生的なトイレでコミュニティが発展

トイレは衛生環境の改善だけでなく人々の未来を育みます。衛生的なトイレがあれば、トイレがないことで抱えている不安や負担をなくし、安心して日々を暮らせるようになります。子ども達もすくすくと育ち、それぞれが思い描く道を進んでいくことで、コミュニティは発展していきます。
日本ハビタット協会はトイレ建設事業を通じて、人々が安全で安心して暮らせるまちづくりを進めていきます。

ムンザツィ学校でのトイレ建設

ケニア西部のムンザツィ学校にてトイレ建設を行っています。
2015年夏に男子トイレと水浴び場が完成しました。トイレだけでなく水浴び場もできたことで、手洗いや体を洗えるようになりました。また、衛生教育を通して、トイレの後で手を洗うだけで病気になるリスクを半分に減らすことができると知った生徒達は、きちんと手洗いをするようになりました。
2015年11月からは女子トイレの建設が始まりました。女子生徒にとって清潔なトイレはなくてはならないものです。トイレがないことで、女子生徒は心身ともに大きなストレスを抱えています。特に生理をむかえた子は、学校を休まざるをえなくなります。定期的に学校を休むうちに、次第に勉強についていけなくなり、最終的に学校をやめてしまいます。トイレがないということは、子どもから学ぶ機会もうばってしまうことでもあります。
女子トイレが完成すると、トイレがなくて休みがちだった女子生徒も安心して学校に通えるようになり、勉強に励みながら楽しい学校生活を送れます。学校で多くのことを学ぶことで、より良い未来への道を歩んでいけるようになります。
建設工事には生徒達も参加しています。男子生徒だけでなく女子生徒も重いレンガや砂を運ぶのを積極的に手伝っています。大人だけでなく子どもも参加するハビタットらしいコミュニティづくりが進んでいます。

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